そんな同園は「結果より過程」を大切にし、自分で「考える力」を重視する教育方針を掲げ、最終的に子どもたちが「世界につながる地球人」になることを目標としている。今回は同園を2001年に創立したジョー・メネゼスさんにお話を伺った。

メネゼスさんは、「今の日本の義務教育は子どもが『自分で考える力』を伸ばす学習方法とは言えない」と指摘する。
「日本の一般的な義務教育では、授業中、先生は板書をしながら生徒に講義をします。生徒は机に座って静かに講義を聞き、黒板の内容をノートに写すという形式です。しかしこのスタイルは100年前から変わっていません」。
IT全盛の現代、子どもたちは普段の生活の中で自由自在にスマホを扱い、インターネットにアクセスしている。そんなスピーディーな時代の子どもたちには、一方的な授業は退屈に感じてしまう、とメネゼスさんは言う。「退屈だった」と感じた授業であれば、終わってから内容を思い返す機会も乏しく、記憶も定着しにくい。

「これからの時代、これまでよりさらに国と国との垣根は低くなります。未来を生きる子どもたちには、新しいことを発想でき、そんな自分の想いを表現でき、他人を思いやりながら考えを共有し協調できる、そんな地球人になって欲しいと願っています」とメネゼスさん。

英語力はもちろんのこと、能動的に自分で考える力を育む同園では、随時見学会（要TEL予約）を実施している。
また、毎年8月、千里山田校と高槻茨木校で実施しているサマースクールも、楽しく同園を体験できるチャンスだ。